ヴァイオリニスト 山森温菜 [アーティストインタビュー Vol.1] ヴァイオリンを始めたきっかけ・練習方法や現在の活動についてお話をお伺いしました。
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「音楽で日本を盛り上げる」というミッションのもと、SHAREMUSICA運営チームが毎月行うアーティストインタビューの第一回が、2024年9月3日に行われました。
記念すべき第一回に、インタビューを受けていただいたのは、ヴァイオリニストの「山森温菜」さんです。
楽器を始められた背景から、練習方法、趣味…etc. 様々なことをお聞きすることができました。
Youtubeでは山森さんの演奏と一緒にインタビュー全編を見ることができるので、是非ご覧ください!
(この記事では、YouTube動画では触れていない、山森さんの楽器などについて詳しく紹介しています。)
経歴について
―― はじめに、自己紹介と経歴について聞かせてください。
5歳からヴァイオリンを初めて、高校は普通科の高校に通い、大学で音楽系の大学、京都市立芸術大学に行きました。
―― ありがとうございます。楽器を始めたきっかけは何だったんですか?
自分ではあまり覚えていないんですけど、親から聞いた話だとジブリ映画の「もののけ姫」のオーケストラのシーンを見て、「やりたい!」って言ったらしいです。
でも実はヴァイオリンをやる前に1回「ハープやりたい」って言ってたらしくて、でも「ハープは流石にあかんわ(笑)」って言われて、ヴァイオリンになりました(笑)
ヴァイオリンを始めた小さい頃の様子
―― 一番最初の発表会で弾いた曲のことを覚えていますか?
はい。覚えています。
あの有名なスズキメソードの教本に載っている「メヌエット」です。
始めて半年でプルプルしながら弾いていたと思います。
―― えーすごい!半年で舞台に立てたんですね。
当時の先生とのエピソード
―― 当時の先生とのエピソードは何かありますか?
結構厳しいタイプの先生だったんですけど、何ていうんですかね、情熱的っていうかとにかく音楽がめちゃめちゃ好きで、生徒に対してすごい熱い先生だったんで、先生に習えて良かったなと思います。
今は逆にお仕事いただく立場になったりとかで、昔の先生と一緒にお仕事したりとかのご縁もあって嬉しいです。
子供の頃憧れていた人
―― 子供の頃憧れていた人っていますか?
千住真理子(せんじゅ まりこ)さんです。
―― ヴァイオリニストの?
そうです!
千住真理子さんの著書の「聞いて、バイオリンの詩」っていう著書があって、それを小学校高学年ぐらいの時に読んで、衝撃を受けてそこから千住真理子さんのCDとか買ったりして、めっちゃ聴いていた気がします。
―― そうだったんですね。小学生の頃から熱心に音楽に打ち込んでいたのですね。
山森さんが使用しているヴァイオリンについて
―― 次は、使用している楽器についてお聞きしたいんですけど、何年に作られたものとか分かったりしますか?
分かります。
2008年生まれの新しい楽器で、私は2010年から(現在まで)使っています。
―― 使用されていない2年間は別の場所で使用されていたのですか?
………それは分からないんですが、
「Luca Primon」さんという方の楽器で、日本にも兄弟楽器みたいな、同じ制作者の楽器を持った人はいるんですけど、
最近製作者の方が亡くなられたみたいで、もう新しい子達は生まれないのかと思うと、ちょっと寂しいのと価値が上がるというか、大事にしないとなと思っています。
―― そうなんですね。その方はどこの国の方なんですか?
イタリアのミラノの方やと思います。
弦について
―― 弦は何を使われているんですか?
弦ね…弦難民なんですよね(笑)
―― そうなんですね!
色々今試しているんですけど、なかなかまだ「これ」っていうしっくりしたものがなくて…
今貼っているのとは別で、「カノーネ」っていう弦があって、それはソロを弾く時とかに気に入って使っています。
割と「パーン」と音が出るので楽器との相性は良いのかなと思っていて、今は室内楽とかオーケストラで使える弦を貼っているんですけど。
気に入っている弦は「カノーネ」ですかね。
練習方法について
―― 今はどういう課題があって、どういう練習をしているかとかありますか?
今は11月にある公演の練習をしっかりとやっていて、がっつりヴァイオリンの名曲や超絶技巧系の曲とか、ベートーヴェンのクロイツェルソナタとか結構大曲をするので、そのために頑張って練習している感じです。
あんまり答えになっていないかも…ごめんなさい。
―― あっなんか、具体的にどういう練習方法が効果的だなあって思いますか?
私が何を有意義なことを言えるか分かりませんが…
1つ最近の心境の変化としては、昔はいつでも音出しができる環境でずっと練習していたんですけど、
最近は引っ越したのでスタジオ行ったり、練習室を借りたりと限られた時間の中で練習していることが多いので、弾く前に曲に対するイメージを持ってから練習に望むようにしています。
短時間で効率的に練習できるように考えています。
―― あれですかね、座学的なことを事前に勉強してから練習するという感じですか?
それもありますね。
やる時とやらない時がありますが、和声分析をしたり…
あとは曲を聴いてとにかくイメージを膨らませてから練習するようにしています。
―― 練習のルーティンとかはありますか?
もう基本中の基本だと思うんですけど、一時期スケールをサボってしまって…
それによって音程のズレがひどくなりすぎたので、去年くらいから「カールフレッシュ」は改めてページを開いてやっていますね。
その日適当な調を選んでやったりしています。
山森さんの演奏予定
―― 今後の演奏会予定とかはありますか?
先ほど少しお話した公演になるんですけど、2024年11月3日に、デュオコンサートをさせてもらいます。
これ以外にも12月に出演するコンサートがいくつかあって、私のFacebookやInstagramで色々と発信していくので、もし良かったら私の名前(山森温菜)で検索していただけたら嬉しいです!
―― ありがとうございます!どういう感じのプログラムなんですか?
前半は、ヴァイオリンの名曲の「クロイツェルソナタ(40〜50分)」、後半は気軽に楽しんで聴いてもらえるようなヴァイオリンの小品集を用意しています。
山森さん、この度はインタビューにご丁寧にお答えいただき、誠にありがとうございました。
これからのさらなるご活躍を、心よりお祈りしています。
また機会がありましたら、ぜひお話をお聞かせください。応援しています!
この記事でご紹介できなかった部分に関しては、インタビュー動画の方でご紹介しています。
もし良ければ、ご覧ください!
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