ピアニスト 高津小百合 [アーティストインタビュー Vol.2] ピアノを始めたきっかけ・練習方法や現在の活動などについてお話をお伺いしました。
「音楽で日本を盛り上げる」というミッションのもと、SHAREMUSICA運営チームが毎月行うアーティストインタビューの第二回が、2024年9月11日に行われました。
第二回は、神戸・大阪を拠点に活躍するピアニスト高津小百合さんにインタビューを行い、ピアノを始めたきっかけや練習方法、趣味など…さまざまなお話を伺いました!
高津さんはSHAREMUSICA運営チームの大学の先輩でもあり、楽しくお話しさせていただきました!
Youtubeでは高津さんの演奏と一緒にインタビュー全編を見ることができるので、是非ご覧ください!
経歴について
―― はじめに、高津さんの自己紹介と経歴について聞かせてください。
神戸女学院大学を卒業しそのまま、神戸女学院大学大学院を修了しました。
―― ありがとうございます。楽器を始めたきっかけは何だったんですか?
楽器は、3歳の時からピアノを習い始めました。
きっかけは…
母親が自宅でピアノ教室をしていたので、生徒さんたちの姿を見て「自分もやりたい」という感じで弾き始めたのがきっかけです。
―― そうなんですね。音楽一家なんですか?
そうですね。親2人とも音大を出ているので…
自然と(音楽を)始めたって感じです。
一番初めの発表会で弾いた曲
―― 一番初めの発表会で弾いた曲を覚えていますか?
はい。3歳の時の発表会で、「メリーさんの羊」と「おうまはみんな」っていう民謡を連弾で母と一緒に弾きました。
―― へー可愛い!その当時の思い出とかありますか?
うーん、思い出…
ピアノ始めて小学校1年生になるまでは親に教えてもらっていて、楽譜とかを初めて買い与えられた時はすごい嬉しかったんですけど、一つだけもらえなかったのが、「月謝袋」です。
親に教えてもらうからいらんけど、みんな持ってるから、自分も欲しいって言って
可愛い柄の月謝袋が欲しくて、ちょっと騒ぎました (笑)
―― (笑)
子供の頃憧れていた人
―― 子供の頃憧れていた人っていますか?
憧れていた人は、ピアノはちょっと関係ないんだけど、フランスのパリオペラ座のバレリーナの「オーレリー・デュポン」というダンサーがいてて、
「オーレリー・デュポン」にすごい憧れて、ちょっとバレエもやっていたので、DVDとかも観ていたんですけど。
そこで、バレエの椿姫の演目の中で…
椿姫ってショパンの曲ばっかりが使われていて、その中でショパンの「ピアノコンチェルト2番」をバックに踊るっていうシーンがあって、
そこから、小さい頃からショパンのコンチェルトに憧れてて………
―― そうなんですね!!(以前)弾いていましたよね…?
はい。大学院の時に、オケバックで弾けたので、感慨深かったです。
練習方法について
―― 次は練習方法についてお聞きしたいのですが、今持っている課題に対してどういうふうに練習に取り組んでいますか?
課題はもう本当にたくさんあるんですけど、狭い部屋で練習していると本番の広い空間で弾く時に、ちょっと縮こまって聞こえたりとか小さくまとまってしまうっていうのが昔からの悩みではあったので、それを克服したいなと思って…
なるべく練習の時から本番の空間をイメージして弾くということを意識してやっています。
―― ありがとうございます。そのほかに何か効果的だと思う練習方法があれば教えていただきたいです。
効果的な練習方法…
―― あっなんか、どういうことをしたら弾けるようになったとか、そういうエピソードがあれば教えていただきたいです。
曲によるからピンポイントで言うのは難しいけど、、
今子供達に教えているんですけど、そういう全然できないところから曲を弾けるようにしていくっていう課程を改めて一緒に頑張ってみたら、やっぱりできない部分を無視していっちゃうみたいなことが多い。
自分も(今まで)当てはまるところがあったりしたんだろうなって思うから、そこをなるべく立ち止まってやるしかないのかなと。
地道にやっていくのしかないのかなと思っています。
―― ありがとうございます!練習中に集中力を保つためにしていることって何かありますか?
……録音ですかね。
録音することで何かちょっと気合入るっていうか、
録音したり、録画したりとか、気合いやスイッチを入れるためにしたりします。
―― 気が散ることはないんですか?
めちゃくちゃあるよ(笑)
―― (気が散った時は)何を考えちゃいますか?
「何食べようかなー」とか、「今日韓国ドラマの最終回や」とか全然思うし…(笑)
だけど、5時間くらい空白の時間があったとしても、その中で集中できるのって1時間ぐらいだと思うので、なんかある程度しょうがないのかなと思います。
子供達や演奏家を目指す方に向けたメッセージ
―― 子供達や演奏家を目指す方に向けたメッセージやアドバイスがあればお願いします!
はい。
自分の課題に目をそらさずに、練習とか地道にやっていくことはすごい大変なことだと思うんですけど、
私も音楽を好きな気持ちだったり、曲への憧れを忘れずに頑張りたいと思うので、お互い皆さん頑張りましょう。
―― 素敵なメッセージをありがとうございます!
高津さん、この度はインタビューにご丁寧にお答えいただき、誠にありがとうございました。
高津さんの素晴らしい音楽観やお考えに触れることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
これからのさらなるご活躍を、心よりお祈りしています。
また機会がありましたら、ぜひお話をお聞かせください。応援しています!
この記事でご紹介できなかった部分に関しては、インタビュー動画の方でご紹介しています。
もし良ければ、ご覧ください!
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